咽頭がん

咽頭がんとは

咽頭とは鼻の奥から食道までの部分を指す言葉で、鼻腔に近い部分を上咽頭、食道に近い部分を下咽頭、その中間を中咽頭と呼び、部位ごとにがんも分類されます。上咽頭がんは若年層にも多く見られ、中咽頭がんと下咽頭癌は50歳~60歳代での発症が中心となります。

咽頭がんの症状・特徴

上 咽頭がんの場合、上咽頭が呼吸や耳の圧を調整する役割を担う部分なので、鼻や耳の異常のほか、目が見えにくくなる、首のリンパ節が腫れるなどの症状が見ら れます。中咽頭がんの場合は、中咽頭が呼吸や発音、飲み込むといった役割を担う部分なので、食べ物を飲み込むときの違和感や痛み、出血、言葉が不明瞭にな る、首のリンパ節が腫れるなどの症状が見られます。下咽頭がんの場合は、下咽頭が飲み込む役割を担う部分なので、食べ物を飲み込むときの違和感や痛み、声 がかれるといった症状のほか、首のリンパ節に腫れやしこりが見られることがあります。その他、中咽頭がんと下咽頭がんでは、食道や口内にがんができること があります。

咽頭がんの生存率

国立がん研究センターがん対策情報センターによれば、2003〜2005年に咽頭がんと診断された方の5年相対生存率(口腔がん含む)は54.3%でした。

咽頭がんの原因

上 咽頭がんの場合、原因はまだ解明されていない部分が多く残されていますが、遺伝やEBウイルスの関与が濃厚とされています。中咽頭がんと下咽頭がんは喫 煙、長期間にわたる過度の飲酒との関連が強いとされています。その他、鉄欠乏性貧血の女性に下咽頭がんが見られることもあります。

一般的な、咽頭がんの検査

視診・触診
視診は鼻や耳、口から器具を差し入れたり、光を当てたりして観察します。触診は口から指を入れ、がんが疑われる部分に触れて大きさやかたさ、広がりを調べます、首の周りに触れ、リンパ節への転移を調べるのも触診です。
内視鏡検査
細い内視鏡を鼻から挿入し、咽頭を観察する検査です。多くは局所麻酔をかけて行われるため、痛みを感じることはほどんどありません。中咽頭がん、下咽頭がんの場合は口から内視鏡を入れ、食道がんの有無も同時に調べます。
生検
局所麻酔後、内視鏡でがんが疑われる組織を切り取り、顕微鏡で調べるという病理検査です。
超音波(エコー)検査
体の表面から超音波を当てて調べる検査です。咽頭がんの場合は頸部にあて、リンパ節への転移の有無、頸部の動脈や静脈など周辺臓器にがんが広がっていないかを調べます。
CT、MRI検査
CTはX線を、MRIは磁気を使用して、治療前に転移やがんの広がりを調べる検査です。造影剤を使う場合はアレルギーの可能性がありますので、医師に相談しましょう。

当院の食道がんの検査

免疫年齢検査

免疫は40歳以降に低下し、癌の発症や、感染症の増加につながる。あらかじめ自分の免疫能を知ることで、免疫強化などの対処が可能になります。

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活性酸素検査 FRAS4

病気や老化のほとんどは活性酸素が原因。そこで酸化ストレスと抗酸化力を測定し、その結果によりサプリメントや点滴で治療対策を立てていきます。

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がん遺伝子検査

少量の血液だけでPET、MRIなどでも発見できない微小癌を遺伝子検査で検出し、癌になる前の段階、すなわち前癌病変も遺伝子異常として検出します。

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CTC(末梢循環腫瘍)検査

ごく初期の段階で病巣が1.2mm大を越えるとがん細胞は血管内に侵入し、血液中を循環します。この血液中のがんの有無を採血のみで高精度に判定する検査です。

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咽頭がんのステージ

喉頭がんの病期は、がんがどこまで広がっているかで大きく分類され、さらにリンパ節転移や多臓器への転移を踏まえて決められます。

●咽頭がんのT分類

T1 上咽頭にとどまっている
T2a 中咽頭・鼻腔に広がっている
T2b 咽頭の側方に広がっている
T3 頭蓋骨や副鼻腔(鼻腔の周りの骨にある大小の穴)に広がっている
T4 頭蓋内や下咽頭、眼窩(眼球が入っているくぼみ)に広がっている

●咽頭がんのT分類

※鎖骨の上にあるくぼみ

●中咽頭がんと下咽頭がんのT分類

  中咽頭がん 下咽頭がん
T1 最大径が2cm以下 下咽頭の一部にとどまり、最大径が2cm以下
T2 最大径が2cm以下を超えて4cm以下 隣接部に広がっている、または最大径が2cmを越えて4cm以下で、声帯が動く
T3 最大径が4cm以下を超える 最大径が4cm以下を超える、または声帯が動かない
T4a 咽頭、あごの骨などに広がっている 下咽頭周囲の軟骨や組織、食道に広がっている
T4b 頭蓋骨の方向および頸動脈の周りなどに広がっている 背骨の方向および頸動脈の周りなどに広がっている

●中咽頭がんと下咽頭がんの病期

咽頭がんの先進医療

咽 頭がんは口腔がん、食道がんが同時にできたり、治療後に時間が経ってからできたりすることがあります。標準治療とあわせて、科学的な根拠をもとに解明され た「がんの原因」を根本的に解決する先進治療には、どのようなものがあるでしょうか。副作用や再発・転移などのご不安を抱える方も、ぜひご覧になってみて ください。患者さまがQOLを保ち、心身ともに余裕をもってがんと向き合えるよう、当院がお力になります。

標準治療にプラスする先進医療。
患者さま一人ひとりの症状にあわせた
複合プランが「個別化治療」です。

がんと戦う力を
蓄える治療
【 酸素体質プログラム 】
  • 血液バイタル治療
  • 腸内リセット療法
  • 高濃度ビタミンC治療
  • 深部加熱治療
がんと細胞の
内側から戦う治療
【 アポトーシス誘導治療 】
  • DCAM療法
  • 水素療法
  • IPT療法
  • コロイドヨード療法
  • アルテミシニン注射
  • オーラサル注射
【 がん遺伝子治療 】
  • エンドスタチン遺伝子導入
  • がん遺伝子治療
  • アンチセンス治療
がんと細胞の
外側から戦う治療
【 免疫細胞の活性強化 】
  • 樹状細胞CSCワクチン治療
  • BAK療法
  • 高活性NK細胞治療
  • 自家がんワクチン療法
  • レクチノール皮下注射
  • 腸内乳酸菌
【 腸内免疫強化 】
  • 腸内リセット療法
  • プレバイオジェニック
  • プロバイオジェニック
  • バイオジェニック
がん細胞を
転移させない治療
【 がん幹細胞の根本治療 】
  • 免疫強化療法
  • 樹状細胞CSCワクチン治療
  • BAK療法
  • 高活性NK細胞治療